ヒラメ釣りの一番のフィールドと言えば、やっぱりサーフですよね!サーフでのヒラメ釣りは、広大なサーフのポイントからヒラメを吊り上げる為、ほぼデイゲームを覚悟で臨む人も多いはずです。
サーフでヒラメ釣りを行うのであれば、ヒラメ釣り専用に特化したタックル(仕掛け)と釣りたいヒラメのサイズに合わせたルアーを使用したいものです。
そこでこの記事では、
について紹介していきます。
釣りを極める為に!
ヒラメ釣りに特化したタックル(仕掛け)とは?
ヒラメ釣りはライトショアジギングの釣りの中でも、広く人気がある釣りですが、青物釣りのように、沸いた時期であれば何匹も釣ることが出来る魚ではありませんので、広い広いサーフから一生懸命探さないといけない魚です。
となれば、使用するタックル(仕掛け)も広い広いサーフを満遍なくカバーできるスペックを持っていないといけません。又、もう一つの大事な要素として、釣りを行うあなた自身が疲れにくいものをチョイスしないといけません。
サーフでのヒラメ釣りは、ほぼデイゲームでの釣りとなる為、1日がかりでロッドを振りぬいていたら、体力もそれ相応に消費してしまいます。その点も考慮して要約すると、
- 広いサーフフィールドをカバーできるタックル(仕掛け)
- 1日キャストしてもつかれにくいタックル(仕掛け)
がヒラメ釣りに適した望ましいタックル(仕掛け)の条件と言えます。
広いサーフフィールドをカバーできるタックル(仕掛け)
ヒラメはどのポイントでかかるか分かりにくい魚です。大遠投をして100m先ぐらいでかかるかもしれませんし、足元でいきなりかかるかも知れません。それだけは海のコンディションと条件によって違います。
ただ、確実に言えることは、その全てをカバー出来れば釣れる可能性を高くすることができるということです。
結論的に言えば、毎回100mぐらい飛ばす事ができるタックル(仕掛け)を準備出来れば、ヒラメを釣る可能性を高めることができます。
1日キャストしてもつかれにくいタックル(仕掛け)
疲れにくいタックル(仕掛け)の条件としては、単純に軽い装備程疲れにくいと言えます。しかし、重さといった観点で考えれば、ロッドとリールが一番重いタックルです。もちろんそのほかにもいろいろありますが・・・
ただ、キャストする部分が一番の疲労度を感じるはずなので、基本的にはロッドやリールのスペックも考慮しながら、疲労度が貯まりにくいタックル(仕掛け)を準備するのが好ましいです。
遠くに飛び、疲労しにくいタックル(仕掛け)とは?
良く飛んで、何回キャストしても疲労がたまらない・・・そういった条件をクリアーできるタックル(仕掛け)はなかなかあるようでないかもしれません。
正直に言えば、それだけは自分のスタイルに合ったタックル(仕掛け)が一番なので、理論的な事は言えても、しっかりと手に取って使用してみないとこれだ!というタックル(仕掛け)は人によって違うかもしれません。
そこでここからは、その条件に適合すると私が思うタックル(仕掛け)を選ぶときに必要な条件について説明していきます。
ヒラメ釣りに必要なロッドのスペック
ヒラメ釣りに必要なロッドのスペックとしては、遠投向きのロッドが適しています。長さで言えば、10ft以上のロッドがそれに当たります。
又、ロッドの硬さとしては、ⅯかMHあたりの硬さを準備するといいでしょう!硬さの1つの定義としては、ヒラメがかかった時に合わせを出来るだけのある程度の柔らかさも必要ですので、飛距離重視であればMH、合わせ重視であればⅯあたりが理想的です。
ヒラメ釣りに必要なリールのスペック
リールのスペックとしては、とにかく疲れにくいスペックのリールを考慮する必要があります。となれば、ハイギアなどの巻取り数が多いリール(1回転当たりのラインの巻き数が多いリールです)が適しています。
ハイギアのリールは各メーカーによって若干の違いはありますが、大体80~99㎝ぐらいを巻き取るスペックがあります。ハイギアでないリールの巻取りスペックが大体60~80㎝となっているので、約2割近い違いがあります。単純に考えれば、その分、リール巻取りの疲労度も違うことになります。
又、重さとリールの重さといった観点で考えれば、軽いほど疲労度は貯まりません。ただ、リールがコンパクトになれば、その分ロッドとの兼ね合いもでてきますのシマノとダイワのメーカで考えれば以下のようになると思います。
シマノであれば、
- 軽さ重視→3000番のハイギア
- ロッドとの一体感重視→4000番のハイギア
ダイワであれば、
- 軽さ重視→2000~2500番のハイギア
- ロッドとの一体感重視→3000番のハイギア
となります。
ヒラメ釣りに必要なPEラインとリーダーのスペック
最後は使用するPEラインとリーダについてです。ラインについては、飛距離も出せて、釣った魚を自分の足元までランディングできるだけのスペックを持ったラインが理想的です。
又、リーダーについてもヒラメの重さをランディングできるだけのスペックが必要になります。
そういった条件をクリアーできるスペックとしては、
- PEライン→8ブレードの0.8号~1.2号
- リーダー20lb前後のスペック
があれば十分です。PEラインについては、8ブレードタイプであれば、耐久性がかなり違いまうので、自分が使いやすい太さで0.8号~1.2号の間でチョイスしてください。ちなみに8ブレードであれば、1.0号でも大体6~8㎏の耐久性がありますので、よほど大きなヒラメ(1mぐらいとか)でもかからない限り十分足元までランディング可能です。
リーダーについても20lb程度あれば、噛みちぎられたり、重さで切れる?といった事もめったにありませんので、最低でも20lb前後のスペックを持ったリーダーをチョイスしてほしいです。
ヒラメ釣りに特化したタックル(仕掛け)纏め
ここまで紹介した内容を纏めて要約すると、
- ロッドは10f以上の長さで硬さはⅯかMH
- リールは疲れにくいようにハイギア
- PEラインは8ブレードの0.8号~1.2号
- リーダーは20lb前後の強度品
になります。又、ここでは紹介していませんが、キャストで疲れにくいキャスティング方法としては、ペンデュラムキャストが理想的です。この方法は、振り子の原理でキャスティングを行う、疲れにくく、飛距離が出やすいキャスト方法です。
※ちなみにここまでで紹介したスペックのタックル(仕掛け)やキャスト方法については、以前書いた ライトショアジギングで100m以上の飛距離を出す具体的な方法 の記事で詳しく紹介していますので、そちらの記事で紹介しているオススメタックルと一緒に参考にしてみて下さい。
サーフでのヒラメ釣りに特化したオススメルアー
さて、やっとオススメルアーの紹介になりますが、まず始めにルアーについては、あなたがサーフでヒラメ釣りを行う際に、どのスタンスで行っているか?によって、オススメのルアーも変わってきます。
大きく分けると使用用途に応じて3タイプのルアーに分けることができます。
- 飛距離を考慮した広範囲検索重視型ルアー
- 釣れやすさとある程度の飛距離を意識した万能ルアー
- 大物(座布団級ヒラメ)ヒラメを意識した大物用特化ルアー
ここからは、その3タイプ別での内容をある程度意識したルアーについて紹介していきます。
飛距離を考慮した広範囲検索重視型ルアー
飛距離を意識した釣りであれば、多くのフィールドを攻めることが出来るようになりますので、その分釣れる可能性も高くなります。又、ヒラメ釣りとは少し関係ありませんが、飛距離を多く稼ぐことが出来れば、青物もかける可能性も高くすることができます
ヒラメは底にいる魚なので、使用するルアーも、底を取ることができる事ができ、飛距離を出するルアーが必要になります。となればオススメルアーとしては、必然的にメタルジグになります。そのメタルジグの中でも飛距離重視であれば、TG(タングステン)タイプのメタルジグが超オススメ品です。
TGタイプのメタルジグであれば、シマノ コルトスナイパーシリーズのベルサーテがオススメになります。
ベルサーテは重さも20~60gまであるので、飛距離重視タイプのメタルジグとしては幅広い層をカバーできると言えます。又ヒラメ釣りに適したカラーとしては、アカキンやレインボーなどが適しています。ヒラメはカラフルな色を好む傾向が強いので、派手目の色のベルサーテをチョイスするといいと思います。
ベルサーテの詳しい内容については、青物釣りで釣果を大幅に飛躍させる絶対オススメルアーメタルジグ3選! の記事で紹介していますので、参考にして下さい。
釣れやすさとある程度の飛距離を意識した万能ルアー
ある程度の飛距離を誇り、釣れやすさもカバーしたいのであれば、アイマのサンティスシリーズが一番のオススメ品です。
サンティスはスプーンタイプのルアーで2016年の暮れに出てから、またたく間に売り切れごめんとなったサーフの最強ルアーです。今までは重さが33gしかありませんでしたが、最近になって、40gのタイプのルアーも誕生したので、さらに飛距離を出すタイプもでました。
サンティスはタダ巻で魚を誘うルアーで、メタルジグと比べるとアクションでの疲労度も全くありませんし、何度キャストしても疲れがたまりません。
飛距離も、通常のジグと同じくらいの飛距離を出すことができますので、サーフでヒラメ狙いをするのであれば、これ1本を持っていれば、それでけでも十分だな!と個人的に思う部分もあります。
サンティスの詳しい内容については、ライトショアジギングの全てを兼ね備えた第4のオススメ最強ルアー の記事で詳しく紹介していますので、そちらを参考にしてみて下さい。
大物(座布団級ヒラメ)ヒラメを意識した大物用特化ルアー
最後に紹介するのが、大物座布団級ヒラメ釣りを意識したルアーです。基本、【大きな魚を釣るには、大きなルアー】が一番の理屈となりますので、座布団級を意識するのであれば、使用するルアーも大きいものをチョイスる必要があります。数あるルアーの中で大きさを意識するのであれば、ミノー程適したルアーはありません。
数あるミノーの中でもヒラメ釣りに特化したルアーとしては、シマノのシンキングミノー熱砂が一番オススメになります。
ミノーはシーバス釣りのアングラーの人に重宝されるルアーですが、ヒラメ釣りを行う人も結構使用しています。元々ルアーのサイズが10㎝以上のモノも多いので、釣れる魚も大きめの魚が多くなります。そのミノーの中でもヒラメ釣りバージョンに特化したのがシマノの熱砂というわけです。
シンキングミノーなので、ある程度の深さまで潜ることができし、熱砂でもピンクやレインボーなどのカラフルなカラーをチョイスすれば、ヒラメに強くアピールすることができます。
又、ミノーであれば、シーバス(スズキ)も何気にかかることがありますので、使用しているだけで大物狙いのルアーと言えます。
サーフでのヒラメ釣りに特化したオススメルアー纏め
いががでしたでしょうか?ヒラメ釣りは、自分が求める釣り方のスタンスによって、ルアーを使い分けることが重要です。
- 広範囲重視であれば、ベルサーテなどのTGメタルジグ
- 万能タイプであれば、サンティスなどのスプーンタイプ
- 大物狙いであれば、熱砂などのミノータイプ
となります。又、上でオススメした3タイプのルアーでは、それぞれ外道として、以下の魚を狙うことも可能です。
- ベルサーテ→主に青物
- サンティス→尺以上の魚全般
- 熱砂→シーバスなど
この記事では、サーフでのヒラメ釣りのオススメルアーとして紹介しましたが、持っておくとそれ以外の魚もカバーすることができますので、損をすることはありません。
ただ、それぞれのルアーのネックとなる部分としては、どれも1000円以上の値段がするので、根がかりしてなくしたりするとショックが大きい面が少しあります。
私の場合のサーフでのオススメルアーの使い方
私の場合、まずサーフでの攻めはサンティスから開始します。サンティスは魚へのアピール度がすごく強いルアーなので、サンティスを中心にサーフ一帯を渡り歩きヒラメの住み着いていそうなポイントを探します。
私の地域のサーフは近くに河口もあり、テトラ帯などもあるので、その後、河口近くのヒラメ狙いであれば、熱砂をチョイスし、テトラ帯であればベルサーテをチョイスします。
というかサーフでのヒラメ釣りが厳しいと、他に何でも良いので魚をかけて帰りたくなるので、ヒラメ釣りと言っていますが、河口であればシーバス狙い、テトラ帯であれば青物狙いも半分兼ねてヒラメ釣りを行っているような形です。
ヒラメ釣りと言っても、ヒラメだけをショアからピンポイントで捕まえるのは結構難しい釣りでもありますので、この記事で紹介したオススメルアーを使いながら、その他の青物釣りやシーバス釣りもカバーしながら行うとボウズで帰宅することも若干なり少なくなるはずです。
ヒラメ釣りは気長にデイゲームで楽しむ釣りでもありますので、その季節の魚釣りも考慮したオススメルアー是非試してみて下さい。