サビキ釣りの仕掛けの準備ができたら、いよいよ海にでて魚を釣る時がやってきました。
と言っても、サビキにも釣り方がありますし、時期や時間帯によっても釣れる魚も異なります。
釣りは魚を釣ってなんぼのスポーツ(遊び)です。特にサビキ釣りは特定の魚だけに特化した釣り方ではないので、いろんな魚が釣れる可能性がある釣り方です。そこで狙った魚を釣るためには、少なからずそのポイントを押さえておく必要があります。
まずは、サビキ釣りに出かける前に抑えておくべき知識について纏めておきたいと思います。
釣りを極める為に!
サビキの釣り方
サビキの釣り方を覚えることは、いろんな釣り方の基本的な動作を覚えることに繋がります。最初は何を言っているのか分からない所もあるでしょうが、意味の分からない単語やキーワードについては、自分でググって意味を理解してきましょう。
落とし込みサビキの釣り方
落とし込みサビキの釣り方は一番の基本になります。手順は、
- コマセかごにオキアミ(エサ)を入れる
- リールのペールを外して糸を人差し指にかける
- 押さえている人差し指を話して糸を海に垂らす。
- 重りがそこについたらペールを戻す
- 3~4回リールを巻き上げて糸を張る
- 竿を大きくシャクりエサを散らす。
- シャクった分くらいリールを1回分くらいまく
- 餌がなくなる、もしくは魚が食いつくまで小刻みにシャクる
といった流れになります。
コマセかごにオキアミをいれる
釣りをするにはエサがないと始まりません。まずは、コマセかごにエサを入れていきます。
使う餌は、コマセ、オキアミと言われるもので冷凍の休み物であれば、値段も3キロ200円~300円ぐらいです。こんなやつです。
1人で使っていると4時間ぐらいはもちます。遊び程度でいくなら1つもっていくくらいで十分です。ファミリーでいくのであれば、2つか3つくらい持っていくのがいいでしょう。
これをスプーンなどですくって、コマセかごにいれます。
※オキアミは手で触ると生臭い為、触るのを嫌がる人がいる為、触らなくてもいいようにできる便利アイテムなどもあります。しかし、どうせ魚を触れば生臭くはなるので、普通に100円ショップなどで売っている簡易スプーンでいれるので十分です。
海に糸を垂らしてシャクる
糸を海に垂らしてやったら、落とし込みサビキの場合、まずは底をとります。重りが底につくと糸がダラン~となるので、ダラン~となったら、重りが底に着水した合図です。底についたら、ペーるを戻してリールで数回巻いて、糸をピンと張った状態にします。
糸が張った状態になったら、シャクリを入れます。
シャクリとは釣り用語辞典では
竿をあおって仕掛け(付け餌)を躍らせたりコマセカゴからコマセを撒く動作の事。
となっています。
文字通り竿を引っ張ることで、かごを動かすことでエサをまき散らすことです。このエサをまき散らすことによって、魚がよってきて、針についた疑似餌にかぶりつくわけです。
シャクリ餌まき時の注意点
何回もシャクリを行っているとエサがなくなってきます。定期的にエサを補充しながら釣りを楽しみましょう!
又、コマセかごの種類によっては、排出されるエサの量を調整できるものもあります。一般的にロケットタイプと言われるものです。
上写真のようなタイプで穴の部分を絞ることで排出されるエサの量を調整できます。普通のアミタイプのかごもいいですが、こういったロケットタイプを持っているとちょっとした上級者タイプに見えるので1つもっておくのをオススメします。
遠投サビキの釣り方
遠投サビキはもう少し難しいです。単純に言えば、上の落とし込みサビキの手順に投げる=遠投(キャスティング)といった作業が追加になります。
- コマセかごにオキアミ(エサ)を入れる
- リールのペールを外して糸を人差し指にかける
- 竿の遠心力を利用してサビキを投げる
- 投げると同時に人差し指を話す
- 浮きが立つまで待つ。
- 浮きが立ったらペールを戻す
- 浮きが立ったら竿を大きくシャクりエサを散らす。
- 餌がなくなる、もしくは魚が食いつくまで小刻みにシャクる
図で説明するとこんな感じです。
遠投サビキについては、浮きが重要になってくるので、浮き止めゴムを使って、どの位置がいいかしっかりと棚を判断してから実施しましょう。
遠投サビキの注意点
始めての釣り場に行くのであれば、最初は落とし込みのサビキで深さを確かめながらサビキ釣りを行い、全体の深さを理解できたら遠投サビキに変更し、棚を見極めながら釣るのが理想的な釣り方です。
ちなみに棚とは釣り用語辞典では下のようになっています。
ターゲットとなる魚のいる層。又は遊泳層の事。魚がいる層に仕掛を同調させる事を棚取り、棚を合わせると言う。
魚が近くに居ても、魚の回遊層に餌を入れなければ魚はなかなか釣れないので、魚の居る棚を逸早く見つける事が釣果に繋がる
遠投サビキは大物を狙えれる分、きちんと棚を理解していないと、せっかくの仕掛けも意味をなさなくなってしまうので、注意が必要です。
サビキで釣れる魚
サビキで釣れる全国共通の魚と言えば
- アジ
- イワシ
- サバ
などが代表格として挙げられます。又、落とし込みサビキや遠投サビキによっても釣れる魚種も若干かわってきます。
落とし込みサビキで釣れる魚
落とし込みサビキで釣れる魚は上の3種類がメインとなってきますが、時期や場所によってあ、カマスやメバルなども釣れることがあります。特にカマスは夏過ぎに時期に入ってくれば、アジよりも多く釣れたりするときもあります。
落とし込みサビキで釣れる魚のサイズ
落とし込みサビキで釣れるサイズは、比較的小さな部類が多いです。魚がよく釣れる時期でも20㎝前後が一般的です。落とし込みサビキは陸地に近い分、釣れるサイズも限定されてきます。一概には言えませんが、遠くになればなるほどサイズが大きくなるといった考えが主流です。
そうした場合、落とし込みサビキはせいぜい陸地から5Mぐらいの場所に投げることになるので、寄ってくる魚も小さめの魚が多いです。
稀に30㎝以上の尺級と呼ばれるサイズも釣れることがありますが、まさに稀です。
遠投サビキで釣れる魚
遠投サビキで釣れる魚については、上の3種類がメインの他に、稀にイナダや鯛などの大きめの魚種が釣れることがあります。
遠投サビキのメリットは、陸地から遠くに仕掛けを投げることができるので、その分狙えれる魚種も変わってくることです。と言ってもやはりメインで釣れる魚は、アジ、イワシ、サバなどが主です。
遠投サビキで釣れるサイズ
遠投サビキで一番狙うのは大物です。例えば同じアジを釣るにしても、15㎝ぐらいのアジを5匹釣るのと、尺アジ(30㎝)を2匹つるのでは、気分が違います。
釣りに慣れてくれば必然的に大物を狙いたくなってくるものです。その際に威力を発揮するサビキ釣りが遠投サビキというわけです。
魚は陸地に近ければ近いほど警戒心が強い生き物です。陸地から離れれば離れるほど警戒心が薄くなるので、大物を狙うことができるようになります。陸地の近くによってくるのは、小さなサイズが多いのが現実です。
サビキの釣り方、釣れる魚纏め
サビキは釣りの定番と言える釣り方で女性の方でも始めることができる遊びです。
ファミリーで釣りに行ったときなんかは、
- 旦那さん・・・・・遠投サビキで大物狙い
- 奥さん、子供・・・落とし込みサビキで数狙い
といったスタイルがよく見受けられます。仕掛けも作り方も慣れてくれば、その場で変更することも可能なので、自分のスタイルに合った方法を探すのが一番です。
釣った魚は料理して食べる
せっかく自分で魚を釣ったのであれば、自分で調理して食べてみてはいかがでしょうか?
釣ったばかりの魚は目が白濁していないのですごく新鮮です。初めて調理するときは3枚卸にするのが難しいかもしれませんが、刺身にして食べると格段に違います。
自分で釣った魚を自分で調理して食べる、この醍醐味をアジだけに味わってほしいものです(笑)
釣りは【釣って食べるまでが真骨頂】この真骨頂を感じてみてください。