ライトショアジギングを行うにあたり、一番最初にスペックの確認を行う必要があるのが何といっても竿です。まず竿がないと釣りが始まりません。
ジギングはルアーを使う釣り方の為、使う竿もルアー専用の竿が必要です。そのルアー釣りで使うタイプの竿を纏めてロッドと言います。
では、そのロッドタイプの竿を使うにあたって、どういったタイプのロッドをチョイスすればいいのか、私が考える重要な4つの項目について説明しながら紹介していきたいと思います。
釣りを極める為に!
ロッドスペック表の見方
まず始めに、ライトショアジギングを行うためにロッドタイプの竿を買ってみようか!と思って、どういったタイプが良いのか?とネットで調べてスペック表を見ても・・・サッパリ分かりません!
ロッドにも、釣る魚に応じて必要なスペックがあります。自分がどういった魚を釣りたくて、どういったスペックのロッドが自分が求めているタイプなのか正確に見極める必要があります。
ロッドのスペックを知るなら4つの項目を見ろ
お店やネットなどで調べているとわかると思いますが、竿の詳細がいろいろ書いてある項目があります。その項目の中でもまずは4つの項目をしっかり見比べる必要があります。それは、
- ロッド全長(長さ、フィート)
- 適合ルアー重さの範囲
- 適合PEラインの強度範囲
- ロッドの硬さ
です。この4つの部分がライトショアジギングロッドを見極める上で一番重要なポイントになります
ロッドの長さ(長さ、フィート)
ロッドにも長さがあります。ロッドの長さを簡単に早見表にするとこんな感じになります。ちなみに1ftあたりの長さは0.3ⅿとなっています
ft | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
m | 0.3 | 0.6 | 0.9 | 1.2 | 1.5 | 1.8 | 2.1 | 2.4 | 2.7 | 3.1 | 3.4 | 3.7 |
※基本的には長さについては、ftと記載されているのが多いです(メーカーによってftで表示されたり、ⅿで表示されたりと若干の違いがあります。)
ライトショアジギングに向いている竿の長さは大体8ft~11ftぐらいが適正サイズです。
ではftが1つ単位違うだけで何が変わってくるのかと言いますと、それは、飛距離です。基本的には、竿の長さが長ければ、長いだけルアーを遠くに飛ばすことができるようになります。
ただ、勘違いしてほしくないのは、【長いほど遠くに飛ぶけど、それだけが要因ではないということです】あくまでも、遠くに飛ばす1つの要因が長さにもある!といったことです。
理論的には、遠くに飛ばせれば、飛ばせれるだけ沖の魚を狙うことができるようになるので、大きなサイズを狙う場合は、長いほどいい!といった理屈になります。
適合ルアーの重さの範囲
次に見ないといけないのが適合ルアーの範囲です。自分が使用するルアーにもよりますが、ルアーにも重さがあります。一般的な回答としては、ライトショアジギングで使用するルアーの適合ルアーの重さの範囲は10g~40gとなっています。
※10g~40gと記載していますが、大体は20g~30gを使うほうが多いかと思います。40gのルアーは本当に遠くに飛ばしたい時や、風や波が強くて、ルアーのコントロールが難しいときなどにしか使う機会がないかと思います。
ルアーの重さについては、これも飛距離に関係しており、簡単に言えば、重ければ重いほど遠くに飛ぶ!といった理屈が成り立ちます。
ただ、ロッドにも適合したルアーの重さがあります。この範囲を超えてしまえば、遠くに投げれるどころか、ロッドが壊れてしまう可能性があります。
ロッド選びをする際に、適合ルアーの項目を見てみてください。その竿が10ℊ~40ℊとなっていたらライトショアジギングに向いているベストサイズのロッドです。
又、自分のスタイルにもよりますが、【俺は誰よりも遠くに飛ばしてバカでかいサイズ(ブリとか)を狙うのがスタイルなんだ~】というのであれば、もう少し重い50~60ℊのルアーをメインですることになるかと思います。
そういった方は、ロッドの適合ルアーも重めの必要があります。20g~80gぐらいの適合サイズを選ぶ必要があります。
適合PEラインの強度範囲
3番手に見る必要があるのがPEラインの強度範囲です。よく売っているPEラインの強度なんかの項目をみると下のような表がついているパターンが多いです。
lb | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
kg | 0.45 | 0.91 | 1.36 | 1.81 | 2.27 | 2.72 | 3.18 | 3.63 | 4.08 | 4.54 |
これはボンド(lb)といった重さを表しており、1ボンドで0.45キロの重さに耐えることができる!といった意味になります。
ライトショアジギングの一般的なこのlbの範囲は10lb~30lbがベストです。
ライトショアジギングで必要なPEラインの適合サイズは0.8号~1.5号くらいなので、必要なlbはこの10lb~30lbの範囲が一番ベストになるわけです。これ以上に強度がありすぎても問題になるわけではありませんが、釣る魚の重さなども考慮するとMAXで30lbもあれば十分です
ロッドの硬さ
最後に一番見てほしいのがロッドの硬さです。ロッドの硬さは、様々なものがあり、それぞれを表にまとめると
パワー | ウルトラライト | ライト | ミディアムライト | ミディアム | ミディアムヘビー | ヘビー |
記号 | UL | L | ML | M | MH | H |
備考 | かなり弱い | 弱い | 少し弱い | 標準 | 少し強い | 結構強い |
と大体6つの硬さがあります。一般的にはライトショアジギングに向いている硬さはミディアムヘビーかヘビーが適しています。表記されている記号で言えば、MHかHです。
ではなぜ、MHかHのほうがいいのかと言いますと、ライトショアジギングで狙う魚種は大きいサイズが多いです。その分、遠くにルアーを飛ばし必要がでてきるので、必然的に硬さについては硬いロッドを選ぶ必要が出てきます。
硬ければ遠くに飛ばすことができるので、それに見合ったスペックの硬さを選ぶのが一番ベストです。
ロッドスペックその他
一番重要な部分は上の4つの項目ですが、それ以外に以下の2つについても目を通しておくと便利です。
- ロッドの断数
- ロッドの重さ
詳しく説明すると、
ロッドの断数
ロッドの断数については、何本に分かれているかということです。一般的に売っているライトショアジギングのロッドは2又タイプが多いです。これは2本に分かれているものをくっ付けて使うタイプです。
しかしこれ以外にも3本タイプとかもあります。少しマニアックなものですが、わかれる本数が多ければ、多いほど持ち運びの際に楽になるので、自分の求めるスペックに見合って、3本に分かれるタイプがあるのであれば、そういった断数のロッドもいいかもしれません。
ロッドの重さ
ロッドの重さも重要なスペックです。ルアーを使って行う釣りは、シャクッたり、巻いたり、フォールしたり・・・とルアーが動いている魚のように見せるためにいろいろな動作を行う必要があります。
その際にロッドが重すぎると疲れてしまいます。その動作は1日の釣りの中で何十回、何百回と行う人もいるわけですから、少しでも軽いタイプを選ぶのがベストです。
と言っても、軽いロッドのなるほど、お値段も⤴⤴とお高くなってきますので、自分のサイフとよく相談して購入を検討していきましょう!
ロッドの必要スペック纏め
ライトショアジギングを行う為に一番見てほしいロッドの項目について説明してきましたが、もちろんこれ以外の項目も大事になってきます。
ロッドのテーパーアクションや、ロッドの太さなどなど、細かく極めればいろんな項目がでてきますが、初心者や中級者レベルの方がロッドを選ぶ際に気にする項目としては上の4つの項目だけしっかり見ておけば十分です。
場合によっては店員にきくのもあり
もし、ここで言っているスペックの見方がなんとなく分からないと言うのであれば、釣具店などにいって、直接店員に聞いてみるもいいかもしれません。
やはり、自分に適したロッドのスペックがどういうものなのかということは、ある程度自分で釣りを経験して自分の感覚を覚えてからでないと、細かい所の良し悪しはわかりにくい部分が多いです。
その点も含めると、最初は詳しい人に選んで貰って購入を検討するのが一番ベストかもしれません。
近くにそういった釣りに詳しい人がいないのであれば、ネット検索で出てくるオススメのロッドを選ぶのも1つの手です。
最終的に本当に自分に合ったロッドを選びたいのであれば、まずは、この記事で説明した4つの項目を基本部分として考え、ある程度自分の考えに適したロッドを購入して、少しづつ竿の良し悪しを自分で理解してから、細かな部分のスペックについて検討していくのが一番手っ取り早いと思います。